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孤独
「情けは人のためならず」=援助することで、私が「救われ」ていました。カウンセリング・相談を引き受けることで「誰かの役に立つ人生」が揺るがぬ信念に。
あくまで「自分のため」のために、自分の過去と向き合うことから❝逃げたい❞と思う気持ちを抑えるために始めたこのホームページでしたが、私と同じような「孤独」と働くことへ「虚無感」を抱える方々からメッセージを頂くようになり、メールでのやり取りが「カウンセリング」のような効果があったと告げられ、現在のチャット・メール相談に繋がっていきました。 ナラティブ・アプローチを用いた「【孤独】と虚しさを癒すカウンセリング・相談」を本格的に始めたことで、ようやく、
自分の「生きる意味」「働く意味」は「誰かの役に立つこと」にある、
を心からの声とすることが出来てきました。 おかげさまで、多くの方々からカウンセリング・ご相談のお申込みを頂けるところまで来ることができました。
そして、ご相談頂ける方々がおられたからこそ、
私の「生きる意味」「働く意味」を見い出すことが出来たのです。
「独身おじさん友だちいない問題」、40代で「友だち」はできなくとも、せめて「仲間」と呼べる存在は欲しいもの。
社会人なってからの人間関係においては、
「友人」というよりも、むしろ、
「仲間」と呼ぶことがふさわしい密度の濃い人間関係を築いていくものなのかもしれません。 同期入社の「仲間」、
仕事をともにした「仲間」、
子どもと同じ世代の子育て「仲間」、
趣味の「仲間」など、
社会人になった後は「友人」というよりは、
「仲間」と呼ぶ人間関係が広がっていくのでしょう。 私は40代独身で「友だち」はいません。
そして、最近まで「仲間」と呼べる方々もいませんでした。
大学を卒業して直ぐ非正規の派遣社員として働き出した私には、
「同期」もおらず、「先輩」との関係は短期間で終わる希薄なもので、
派遣元の「上司」は職場におらず、
他社の社員とは仕事上関わるはなく、
社会人になった後は、ほとんど誰とも人間関係を築くことはありませんでした。
40代独身、私の人生の午前から午後への移行期=「中年期の危機」について~ユングのライフサイクル論になぞらえて。
カール・グスタフ・ユング(1875‐1961)はスイスの精神科医で心理学者です。
日本では「ユング心理学」分析心理学、夢分析の主唱者として有名な方であり、カウンセリングの世界では必ず一度は学ぶアプローチ方法です。 ユングは、人の人生の経過を4つの段階に分けて捉える「ライフサイクル論」を著しました。
この「ライフサイクル論」の4つの段階とは、
「少年期」、「青年前期」、「中年期」、「老人期」であるとした上で、
人生の中で問題となる時期は「青年前期」と「中年期」であり、
この「中年期の転換期」こそが❝人生最大の危機である❞、
ことを示しました。
私はカウンセリングを学ぶ中で、このユングとレヴィンソンの「ライフサイクル論」に触れ、
理論で明らかにされた「危機」と、私自身に起きていた「危機」とは異なるように感じました。
40代独身、私の「孤独との向き合い方」
私の「孤独との向き合い方」の一つは、
自分の「過去」としっかりと向き合い、「物語」として書き出すことです。 30代の「ひきこもり」時代は、自分がなぜこのように孤立して、孤独な生活をしているのか、
を冷静に見ることができませんでした。
頭の中は「なぜ私だけ…」という❝被害者❞的な思いだけが駆け巡り、
「なぜ孤立してしまったのか」、
「なぜ孤独な生活に至ってしまったのか」、
といった「現状分析」をすることまで至りませんでした。 40代で「カウンセリング」とカウンセリング技能の一つナラティブ・アプローチに出会ってからは、
ナラティブ・アプローチに則して、
自分自身の「過去」の想いや経験を「物語」として書き出すことを始めてみました。 頭の中で❝ぐるぐる❞と駆け巡っていた様々な「気持ち」を何度も、何度も、
「物語」として書き出すことで、
今、孤独で寂しい生活を送っている「理由」と「向き合う」ことができるようなってきました。
まずは❝可哀想❞な自分を「癒す」ことが目的で「カウンセリング」を学び、「ナラティブ・アプローチ」を実践し続けたことが「カウンセラー」の活動を始めるきっかけに。
「とにかく前向き」な気持ちでパソコンの画面を見ておりますと、
以前は全く視界に入らなかったモノも見えてきました。
ディスプレイの端に表示されておりました「産業カウンセラー養成講座」募集の案内です。私が「産業カウンセラー」に関心を頂いたきっかけは、
「私が」カウンセリングを施してあげたい、といった考えからではなく、
「カウンセリング」を学び、「自分の心の整理をしたい」ということからでした。 カウンセリングを施す知識や技術を学び、
自分の孤独感や無気力感の「原因」を整理して、
より「前向きに」生きるための支えの一つとしたいと思いました。 「産業カウンセラー」として活動する、という気持ちは当初はまったくありませんでした。
とにかくカウンセリングの知識や技術を「自分のために使う」「使ってあげる」ことだけを考えて、
「産業カウンセラー養成講座」を10カ月間受講することにしました。
私がコラムを綴る理由 ~誰からも期待されない孤独な生活の中で「誰かの役に立つ」ことを想像して。
私は自らの孤独な生活と仕事について綴っています。 コラムに自らの孤独で寂しい生活を綴る理由は、
「誰かの役に立ちたい」と思うからです。私はこのコラムを書くことで、
本当は振り返ることが苦しくなるような過去を整理して、
自分の人生を正面から受け止めようとしています。 そして、
もし私と同じく孤独な生活を送られている方が、
自分❝だけ❞が孤独ではないことを共感頂き、
ほんの少しでも「自分以外にも孤独に苛まれている人がいる」と、
一瞬でも❝ほっと❞した気持ちになって頂けるのであれば、
私が望む「誰かの役に立つ」ことが叶えられる、と思うのです。
「独身はメリット多い」に孤独な私が思うこと ~たとえ「自由」を失っても、「誰かのために」生活をしたいと思いますが…。
40代で独身の私の生活や仕事をコラムにして綴っておりますと、他の方が書かれた「独身」というキーワードが入っております記事には自然と目がいきます。 最近気になりました記事のタイトルは「独身はメリットが多い!」でした。 なるほど、「独身はメリットが多い」と考えられている方もおられるのですね、
とまずは素直に受け止めてみました。
「独身はメリットが多い」の「メリット」の中身について、国立社会保障・人口問題研究所が独身者を対象に調査をしています。 まずは「独身生活にメリット(利点)がある」と考えている独身者(未婚者)は、
「メリット(利点)があると思う」女性88.7%、男性83.5%、
「メリット(利点)はないと思う」女性9.5%、男性13.8%、
と8割以上の独身者が、独身生活にメリットがある、と考えられているようです。
40代から人との❝繋がり❞を求めて ~私がこれから広げられる人間関係の「場所」はあるのでしょうか。
少し整理してみましたところ、
40代独身の私がこれから人との❝繋がり❞を持てそうな「場所」は、
「地域社会を良くするために」といった「同じ目的」を共有できる「地域の人々」、もしくは、
同じ「趣味」を共有する「趣味の友人」、
の2つの「場所」が候補にあげられそうです。20年以上同じアパートに住んでいながら、隣の方もほとんど知らない私ですが、
きっと努力次第で「地域のために」という「同じ目的」を共有する「地域の方々」とは、
何とか関係を築けるのではないか…と思います…。
どのように「地域の方々」と同じ目的を共有する「活動」を見つけたら良いのか…、今は分かりませんが。
億劫でも「前向き」に、と自分に言い聞かせます。 こう考えますと、孤立から一歩でも抜け出すには、
同じ趣味を共有する「趣味の友人」が最も現実的な気がします。
ただし私の場合には、趣味に使えるお金に余裕があまりない、という難しい問題はありますが。
それでも、お金があまり掛からず、40代の独身者でもはじめられる趣味を探すことは、有意義だと感じます。
私が帰省しない理由 ~母が期待した「❝昔から❞の女性の生き方」と、私が陥ってしまいました「孤独な生き方」との相克
実家を離れ生活を行う方々は、大きく年に2度ほど帰省の時期が訪れます。
8月のお盆の時期と、年末年始=正月です。 私は大学を機に実家を離れ、アパートで一人暮らしを始めてから、
はじめの数年はお盆と正月のどちらかには帰省をしておりましたが、
社会人となり、30代になる頃には、
ほとんど実家には帰省しなくなっておりました。
大学を卒業した後、実家に戻り、就職する選択肢もありましたが、
私は実家には戻らず、学生時代と同じアパートに住み続けることを、
自分で決めました。 大学を卒業しても実家に戻らなかった理由の一つは、
当時は私にもパートナーがおりまして、「いずれはこの方と生活をともに…」という淡い期待もありました。 実際は、「いずれはこの方と生活をともに」することはありませんでしたが、
実家に戻らなかった大きな理由の一つでありました、パートナーの存在も20代半ばには無くなってしまった後も、
私は実家に戻ることを選びませんでした。
「独身おじさん友だちいない問題」、私は友だちの「幸せ」を素直に喜んであげられなかったことで「友だちがいなく」なりました。
最近インターネット上で「独身おじさん友だちいない」が盛り上がっているようです。
内容的には、40代で、独身の「おじさん」には、会社以外の知り合いしかおらず、孤独に苛まれている、といったもののようです。 40代で、独身で、友だちがいない。
これは私にも当てはまります。
さらに私の場合は、会社を通じた知り合いもほとんどいません。 「独身おじさん友だちいない」に登場される方々は、
40代までにかつての友だちは、結婚し、家庭を持つにつれて、
独身の自分とだんだんと疎遠になっていき、
30代、40代から新しい友だちはできず、
孤立してしまった、という経緯がおありのようです。 私の場合も、おおむね「独身おじさん友だちいない」に登場される方々と同じような経緯で、孤立していきました。 ただ私が40代で、独身で、友だちがいない状況は、
友だちが結婚し、家庭を持つにつれて、独身の私と「自然体」でだんだんと疎遠になっていったのではなく、私の方から友だちを避けてしまったことによります。