SNSでは仲間や家族に囲まれ、美味しい料理を堪能する姿や多くの人で賑わうテーマパークでの愉しいひと時や美しい景色に感動する模様で溢れています。
輝かしく豊かな人生を謳歌する人々の一方で、ひとり孤独でやり場のない人生の虚しさと辛さを抱え続けている人もいます。
他人の人生の愉しみばかりが目につき易い時代、孤独の辛さと虚しさを分かち合うことで、『それでも』生きなければならない人生にわずかな希望を灯そうともがく姿を綴ります。
孤独な人生の虚しさとわずかな希望を綴る部屋
孤独の辛さと虚しさを独り抱えるすべての人のために。
「人生の意味」を芸術・アートに触れながら、ゆっくりと考えてみる、という時間の使い方。~『展覧会 岡本太郎』を❝お一人さま❞鑑賞~
さて、今回の❝お一人さま❞のイベントは、
東京都美術館で開催されています『展覧会 岡本太郎』を鑑賞することに。
岡本太郎といえば、
1970年に大阪で開催されました「日本万国博覧会」において、人間の尊厳と無限の進歩、発展を表現した高さ70メートルもの大きさの作品、「太陽の塔」の作者として有名です。 「太陽の塔」は1970年の大阪万博のために創られ、万博閉幕後は「太陽の塔」の外観のみが観れる状態でしたが、「太陽の塔内部再生」事業によって、2018年に「生命の樹」や「地底の太陽」などを復元した上で、一般公開されているようです。
私もいつか「太陽の塔」の内部を観たいと思っています。
「情けは人のためならず」=援助することで、私が「救われ」ていました。カウンセリング・相談を引き受けることで「誰かの役に立つ人生」が揺るがぬ信念に。
あくまで「自分のため」のために、自分の過去と向き合うことから❝逃げたい❞と思う気持ちを抑えるために始めたこのホームページでしたが、私と同じような「孤独」と働くことへ「虚無感」を抱える方々からメッセージを頂くようになり、メールでのやり取りが「カウンセリング」のような効果があったと告げられ、現在のチャット・メール相談に繋がっていきました。 ナラティブ・アプローチを用いた「【孤独】と虚しさを癒すカウンセリング・相談」を本格的に始めたことで、ようやく、
自分の「生きる意味」「働く意味」は「誰かの役に立つこと」にある、
を心からの声とすることが出来てきました。 おかげさまで、多くの方々からカウンセリング・ご相談のお申込みを頂けるところまで来ることができました。
そして、ご相談頂ける方々がおられたからこそ、
私の「生きる意味」「働く意味」を見い出すことが出来たのです。
40代独身、私の人生の午前から午後への移行期=「中年期の危機」について~ユングのライフサイクル論になぞらえて。
カール・グスタフ・ユング(1875‐1961)はスイスの精神科医で心理学者です。
日本では「ユング心理学」分析心理学、夢分析の主唱者として有名な方であり、カウンセリングの世界では必ず一度は学ぶアプローチ方法です。 ユングは、人の人生の経過を4つの段階に分けて捉える「ライフサイクル論」を著しました。
この「ライフサイクル論」の4つの段階とは、
「少年期」、「青年前期」、「中年期」、「老人期」であるとした上で、
人生の中で問題となる時期は「青年前期」と「中年期」であり、
この「中年期の転換期」こそが❝人生最大の危機である❞、
ことを示しました。
私はカウンセリングを学ぶ中で、このユングとレヴィンソンの「ライフサイクル論」に触れ、
理論で明らかにされた「危機」と、私自身に起きていた「危機」とは異なるように感じました。
40代独身の愉しい休日~名作アニメ映画になぞらえて、森美術館、国立新美術館を鑑賞
私は40代独身で友だちもおりません。休日に誰からも何も誘われることがありません。
それでも、人生を意義深く愉しく過ごすために、自ら❝お一人さま❞の楽しい❝遠足❞を企画して、意識的に外に出掛けるようにしています。 今回の❝遠足❞は、2016年に公開されましたアニメ映画『君の名は。』になぞらえて、
主人公とアルバイト先の先輩が訪れていました、
六本木ヒルズと国立新美術館を❝巡礼❞する企画を立ててみました。 『君の名は。』は2016年8月に新海誠監督のアニメ名画で、日本の歴代興行収入ランキング5位の大ヒット作品です。
『君の名は。』が公開された時は、私は30代で、土日はずっと家にひきこもる生活をしておりましたので、映画館で作品を観ることはなく、公開から約1年半後の2018年1月にテレビ放送された際に、家で見ました。
「さすが大ヒット作!」と面白さに、感動したことを今でも覚えています。
私の「孤独との向き合い方」の一つは、
自分の「過去」としっかりと向き合い、「物語」として書き出すことです。 30代の「ひきこもり」時代は、自分がなぜこのように孤立して、孤独な生活をしているのか、
を冷静に見ることができませんでした。
頭の中は「なぜ私だけ…」という❝被害者❞的な思いだけが駆け巡り、
「なぜ孤立してしまったのか」、
「なぜ孤独な生活に至ってしまったのか」、
といった「現状分析」をすることまで至りませんでした。 40代で「カウンセリング」とカウンセリング技能の一つナラティブ・アプローチに出会ってからは、
ナラティブ・アプローチに則して、
自分自身の「過去」の想いや経験を「物語」として書き出すことを始めてみました。 頭の中で❝ぐるぐる❞と駆け巡っていた様々な「気持ち」を何度も、何度も、
「物語」として書き出すことで、
今、孤独で寂しい生活を送っている「理由」と「向き合う」ことができるようなってきました。
40代独身❝お一人さま❞の愉しい休日~角川武蔵野ミュージアム「ファン・ゴッホ」360度デジタル劇場を鑑賞
40代独身の私は休日に❝お一人さま❞で出かけ、楽しい一日を過ごすことを心掛けています。
40代の私が一人で出かける行先は、歴史的で、文化的で、知的な場所です。 一人の人生を自由に楽しむ、と心に決めましたものの、
20代の頃のように「ただただ」楽しいテーマパークを訪れて、思いっきりはしゃぐ…という楽しみ方は今の私には難しく、
40代が一人で訪れても情景に溶け込めるような場所を選んでおります。 誰も私が休日にどこで、何をしておりましても気にも留めないと思ってはおりますが、
私としては、
「あの方は独身ですが、知的で、文化的な生き方をされており、充実している人生に見えます」、
と思われたい気持ちがどこかにあるのです。雨の一日のスタート、そして昼過ぎにはすっきりとした青空が広がりました。 「よし、出掛けよう」 行先は、既に下調べをしておきました、
角川武蔵野ミュージアムで開催されております「ファン・ゴッホ—僕には世界がこう見える—」展です。
私がコラムを綴る理由 ~誰からも期待されない孤独な生活の中で「誰かの役に立つ」ことを想像して。
私は自らの孤独な生活と仕事について綴っています。 コラムに自らの孤独で寂しい生活を綴る理由は、
「誰かの役に立ちたい」と思うからです。私はこのコラムを書くことで、
本当は振り返ることが苦しくなるような過去を整理して、
自分の人生を正面から受け止めようとしています。 そして、
もし私と同じく孤独な生活を送られている方が、
自分❝だけ❞が孤独ではないことを共感頂き、
ほんの少しでも「自分以外にも孤独に苛まれている人がいる」と、
一瞬でも❝ほっと❞した気持ちになって頂けるのであれば、
私が望む「誰かの役に立つ」ことが叶えられる、と思うのです。
「独身はメリット多い」に孤独な私が思うこと ~たとえ「自由」を失っても、「誰かのために」生活をしたいと思いますが…。
40代で独身の私の生活や仕事をコラムにして綴っておりますと、他の方が書かれた「独身」というキーワードが入っております記事には自然と目がいきます。 最近気になりました記事のタイトルは「独身はメリットが多い!」でした。 なるほど、「独身はメリットが多い」と考えられている方もおられるのですね、
とまずは素直に受け止めてみました。
「独身はメリットが多い」の「メリット」の中身について、国立社会保障・人口問題研究所が独身者を対象に調査をしています。 まずは「独身生活にメリット(利点)がある」と考えている独身者(未婚者)は、
「メリット(利点)があると思う」女性88.7%、男性83.5%、
「メリット(利点)はないと思う」女性9.5%、男性13.8%、
と8割以上の独身者が、独身生活にメリットがある、と考えられているようです。
20代で大都市に、40代でも大都市に居続ける私の理由~ 大都市の孤独で、孤立した状況もある側面では、居続ける理由の一つになっていることも。
調査によりますと、
2021年度の都道府県間の移動者(引っ越しに伴って、住民票を新しい引っ越し先に移動させた方)は、247万6,640人でした。
都道府県を跨いだ引っ越しをされた方の特徴の一つに、
地方から大都市圏へ「転入」される方が多い点があげられます。 私のように地方から大学進学を機に、地元から「転出」して、
都会(大都市圏)に「転入」される人の方が多いことで、
1950年代からずっと特に東京圏(東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県)への「転入超過」が起きているようです。 「転入超過」とは、東京圏に住んでいた方が、東京圏以外の地域に引っ越される(=転出)方よりも、
地方から東京圏に移り住んで来られる(=転入)方の方が多い場合に、
東京圏から見て「転入超過」状態になっている、と言うそうです。 2021年度の東京圏への「転入者」は446,808人で、一方「転出者」は366,367人であったことから、
東京圏への「転入超過」は80,441人となったようです。 東京圏へ引っ越されて来られる方(=転入)が多いということは、
東京圏=大都市圏以外の地域では、「転出超過」となりその地域の人口が減少していることになります。
40代から人との❝繋がり❞を求めて ~私がこれから広げられる人間関係の「場所」はあるのでしょうか。
少し整理してみましたところ、
40代独身の私がこれから人との❝繋がり❞を持てそうな「場所」は、
「地域社会を良くするために」といった「同じ目的」を共有できる「地域の人々」、もしくは、
同じ「趣味」を共有する「趣味の友人」、
の2つの「場所」が候補にあげられそうです。20年以上同じアパートに住んでいながら、隣の方もほとんど知らない私ですが、
きっと努力次第で「地域のために」という「同じ目的」を共有する「地域の方々」とは、
何とか関係を築けるのではないか…と思います…。
どのように「地域の方々」と同じ目的を共有する「活動」を見つけたら良いのか…、今は分かりませんが。
億劫でも「前向き」に、と自分に言い聞かせます。 こう考えますと、孤立から一歩でも抜け出すには、
同じ趣味を共有する「趣味の友人」が最も現実的な気がします。
ただし私の場合には、趣味に使えるお金に余裕があまりない、という難しい問題はありますが。
それでも、お金があまり掛からず、40代の独身者でもはじめられる趣味を探すことは、有意義だと感じます。
私が帰省しない理由 ~母が期待した「❝昔から❞の女性の生き方」と、私が陥ってしまいました「孤独な生き方」との相克
実家を離れ生活を行う方々は、大きく年に2度ほど帰省の時期が訪れます。
8月のお盆の時期と、年末年始=正月です。 私は大学を機に実家を離れ、アパートで一人暮らしを始めてから、
はじめの数年はお盆と正月のどちらかには帰省をしておりましたが、
社会人となり、30代になる頃には、
ほとんど実家には帰省しなくなっておりました。
大学を卒業した後、実家に戻り、就職する選択肢もありましたが、
私は実家には戻らず、学生時代と同じアパートに住み続けることを、
自分で決めました。 大学を卒業しても実家に戻らなかった理由の一つは、
当時は私にもパートナーがおりまして、「いずれはこの方と生活をともに…」という淡い期待もありました。 実際は、「いずれはこの方と生活をともに」することはありませんでしたが、
実家に戻らなかった大きな理由の一つでありました、パートナーの存在も20代半ばには無くなってしまった後も、
私は実家に戻ることを選びませんでした。
❝おひとり様❞の楽しい休日 ~今日の「お出かけ」は❝保護❞ねこカフェにしてみました。
以前にも書かせて頂きましたが、
今のアパートではペットを飼うことができないこともあり、
たまに寂しさを癒すため、大好きなねこに触れることができます「ねこカフェ」を訪れています。
今日はいつもの「ねこカフェ」ではなく、
以前から気になっておりました「❝保護❞ねこカフェ」を訪れてみることにしました。 ❝保護❞ねこカフェは、
普通と「ねこカフェ」と同じく、ねこと触れあえる点は一緒ですが、
カフェで触れあえるねこが、何らかの理由で保護されたねこである点が異なります。 そして、❝保護❞ねこカフェと普通のねこカフェと最も違う点は、
❝保護❞ねこカフェの目的は、カフェで触れあえるねこ達の里親を探している点にあります。